昨今全国的に耐蝕鏡以外の壁面鏡において、鏡の銀サビ(シケ)が多数発生しております。原因の一つは世界的な気候変動等により、特に台風の影響等で空気中の塩分濃度が上昇し、従来から塩害がある沖縄・島嶼・臨海地区だけでなく、工事完工までに銀サビが発生するという事例まで起きております。
耐蝕鏡指定以外の鏡においても、簡易エッジコート塗布(水廻り不可・常温乾燥タイプ)を鏡の周辺の適正部分に塗布施工されることをお勧め致します。※鏡のエッジ(縁)の未加工、荒加工の場合。【参照:図1】
耐蝕鏡は、鏡裏面縁にエポキシ樹脂塗料を塗布し、加熱炉(80〜110℃、2時間以上)で処理するエッジコート焼付加工のみ通称「セミデラックス」【参照:図2】
エッジコート焼付加工後、裏面全体に紫外線硬化樹脂塗料をフローコーターで塗布し、紫外線ランプを照射して硬化させる通称「デラックス加工」【参照:図3】の二種類があります。
水廻りで使用される鏡はもちろんのこと、その他の場所で使用される鏡についても、住宅設備メーカー指定加工製品等のご使用をご検討いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。